ブックライターに必要な「文章力」とは

ブックライター

著者が伝えたいことを中学生でも分かるように書く
※この記事は以前書いたもののリライトになります。なので前後の記事がつながっていません。
本文中リンクをクリックするとつながります。

私の考えるプロのブックライターに必要なスキルは以下になります。

1.文章力
2.聞く力
3.読者目線
4.構成力
5.タイムマネジメント力
6.粘り強さ
7.発想力
8.情報収集力
9.胆力
10.真面目さ

以前、「私がブックライターになったきっかけと50冊以上書けた理由」を書きました↓
https://iehikaku.com/archives/863

その続きとして今回は「1.文章力」について書きます。

「1.文章力」
文章力と聞くと、小説家のように文章によって喜怒哀楽をリアルに描いたり、五感を刺激する能力だと思うかもしれません。

しかし、実用書・ビジネス書の執筆でそのような能力を必要とする場面はあまりありません。
なぜなら、これらの本の目的の多くは、著者または会社のブランディングだからです。
ブランディングとは、ブランド価値を高めるための様々な活動です。
したがって、本を出すことによってターゲットとする読者に「この著者・会社はすごいな」「ほかとは違うな」「頼りになるな」と思ってもらえれば成功というわけです。

ですから著書では、何より著者の持つ独自のノウハウや考え方を「理解してもらう」必要があります。

そのためにプロのブックライターは、執筆時にイタコのように著者になりきります。
取材時に聞いたり感じたりした本人の言葉づかい、専門用語、人柄を思い出しながら書くのです。
このことで本に著者ならではの「熱」がこもります。

ただし、プロのブックライターは冷静な読者視点を持っていることも必要です。
完全に著者になり切ってしまうと、論理が偏ったり、専門用語が多くなったりして、読者が「置き去りにされた感」を覚えてしまうからです。

著者に多い経営者や士業の方々は、話すときも書くときも次のような場合が珍しくありません。

●専門用語の連続
●同じ内容を繰り返す
●「起承転結」の順番がバラバラ
●全体を通して抽象的・感情的
●読者目線に立っていない
●改行がない(書くとき)

そのため、
「すばらしいノウハウや考えをお持ちだが、原稿を書いてもらうと伝わらない……」
となってしまうのです。

プロのブックライターは、取材中・取材後にこれらを整理して書きます。
具体的には取材で聞いたことを単純に文章化するのではなく、言い換え、例え話を入れ、客観的データも利用してあくまで読者視点で執筆します。

そこで注意しなければならないのは「分かりやすさ」です。
読者の読解力は千差万別です。
いくら読者に有益なことを書いても理解してもらえなければ意味がありません。
「理解できないのはそちらのせい」は通用しないのです。
ですから、よほどターゲットを絞り込んだ本でない限り、文章のレベルは「中学生でも分かる」くらいがちょうど良いはずです。

以上のことから、
「著者が伝えたいことを中学生でも分かるように書く」
これがプロのブックライターに必要な文章力だと思います。

次回↓はプロのブックライターに必要な「聞く力」について解説します。
https://iehikaku.com/archives/889

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