2012年度プレハブ住宅販売戸数ランキング!

ハウスメーカー

 

1位はダントツ積水ハウス!

 

プレハブ住宅とは工業化住宅のことだ。
工場で部材を生産・加工し、現場で組み立てる。
大きくは4種類に分類される。
●木質系
木質系のパネルなどを構造部材とするもの
●鉄骨系
鉄骨を構造部材とするもの
●ユニット系
鉄骨または木材をフレームとした箱(ユニット)を建築現場で連結して完成させるもの
●コンクリート
PC板(工場生産コンクリートパネル)などを構造部材とするもの

(旭化成のヘーベルハウスや積水のダインコンクリートは構造部材ではなく外壁材なので別)
つまり大手ハウスメーカーのほとんどは、
プレハブ住宅なのだ。
(上記4種類に当てはまらない木造軸組工法の住友林業やタマホームは含まれない)
先日、住宅産業新聞社が2012年度のプレハブ住宅販売実績を公表した。
結果はこちらだ↓
目
がく〜(落胆した顔)
ふらふら
犬
スライド1.JPG
1位はダントツで積水ハウス。
しかも前期比31.7%増だ。
*とはいえこの増加率は前期に含まれていなかった、
木質系戸建住宅(シャーウッド)の新規計上による参考値。

同社からは先日
坪単価59.8万円(43.9坪)
というチラシが届いた。
同社の平均坪単価は約79万円↓だからむちゃくちゃお買い得。
http://menchi-da.blog.so-net.ne.jp/2013-06-07
(79万円はオプション込価格だけど)
しかもオプションとはなるが低価格で、
・ 太陽光発電システム
・ エネファーム
・ 蓄電池
・ HEMS
を追加し、フル装備のスマートハウス仕様にできるらしい。
こりゃ売れるはずだ。
2位の積水化学工業(セキスイハイム)もスマートハウス戦略が当たっている。
3位に旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)は、とにかく建て替えユーザーが多い。
つまり1度家を建てた経験がある人が選ぶメーカーなのだ。
よほど建物とアフターフォローがいいのだろう。
(内装・建具の質感は積水ハウスの方が上だと思うけど)
ちなみに中層一戸建て住宅のランキングはこちら↓
スライド2.JPG
中層とは3階以上5階以下の建物のこと。
このカテゴリーでは旭化成(ヘーベルハウス)が圧倒的だ。
なんと50%以上のシェア。
さすが鉄骨が太いだけのことはある。
狭小住宅の提案が上手いしね。
これらの数字を見て疑問に思った。
各メーカーが発表している販売戸数↓より若干少ないのだ。
https://iehikaku.com/article/366627000.html
大手ハウスメーカーが建てる家はすべてプレハブとは限らない。
顧客の希望であればフルカスタムの注文住宅を手がけることもある。
(むちゃくちゃ高いけど)
たしか数年前に鉄骨系メーカーの鉄筋コンクリート住宅を見たことがあるような・・・・・・。
数字の差はそれらだろう。

 

コメント

  1. 一建設の坪単価は21万円!

    32坪の家が700万円で建つ!最近、近所(千葉県北西部)を歩いていると、「一建設」の分譲住宅をよく見かける。一建設は分譲住宅の建設棟数で全国ナンバーワンのパワービルダー。2011年度で7475棟だ。しかし本拠地は東京都西部。近所で見かけることはあまりなかった。そんなある日、業界紙を読んでいると、「飯田グループホールディングス設立 巨大ビルダー誕生へ」という大見出しが。一建設、飯田産業、東栄住宅、タクトホーム、アーネストワン、アイディホームの有力パワービルダー6社が統合し、11月1日に持ち株会社を設立するというのだ。6社すべてが分譲住宅の建設棟数トップ10内。トータルの年間棟数は約3万棟となる。現在トップの積水ハウスが約1万5000棟↓だからhttp://iehikaku.com/article/373074809.htmlとんでもなく巨大なパワービルダーが誕生する。統合の狙いはなんいっても販売価格の優位性の確保。仕入れ・人員・流通などの効率化によって圧倒的に安価な住宅を供給し、盤石な経営基盤を確立することだ。「じゃー、どれくらい安いの?」というと、ちょうど「日経ホームビルダー」9月号↓に、http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/books/hb/20130819/628429/「一建設の見積書」という記事が載っていた。下記は昨年販売された同社の分譲住宅の面積と価格だ。延床面積:105.99㎡(約32坪)建物代金:約700万円思わず二度見してしまった。32坪で700万円ということは、坪単価21.8万円信じられない低価格っぷり。しかも住宅エコポイント↓に対応する仕様だという。http://jutaku.eco-points.jp/user/outline/build.htmlということは、省エネ等級で最高の等級4以上の性能がある。つまり断熱性が高く、光熱費が安く済むということだ。オーナーの感想を抜粋すると、・注文住宅に比べれば見劣りする・しかし価格を考えれば満足度は高いとのこと。以前書いたアイダ設計↓http://menchi-da.blog.so-net.ne.jp/2013-04-22と同様にパワービルダーの勢いは増すばかり。今後さらに住宅の低価格化が進むだろう。

タイトルとURLをコピーしました