借入金は年収の約4倍
一般社団法人住宅生産団体連合会(住団連)が、
「2012年度戸建注文住宅の顧客実態調査」
の報告書を公表した。
http://www.judanren.or.jp/activity/chosa/report03/2011chosa.html
これは東京圏、名古屋圏、大阪圏の3大都市圏と札幌など政令市5市で注文住宅を建築した顧客を対象に行ったもので、有効回答数は4502件。
・ 注文住宅を建てる人の年収ってどれくらい?
・ ローンはいくら位組んでるの?
・ 贈与額の平均は?
といったことが分かる。
以下は報告書の抜粋だ。
世帯年収の平均は810万円(42歳)。
40代前半男性の平均年収が577万円。
http://nensyu-labo.com/nendai_40.htm
なので結構稼いでるお父さんまたは、共働きの家庭が多いようだ。
自己資金額は1443万円。
自己資金比率は34.5%。
借入金の年収倍率は4.01倍。
贈与ありの割合は17.9%。
フラット35は購入価格の90%まで借りられる。
また、借入金の年収倍率は6~7倍まで借りられることは珍しくない。
しかも、親などから贈与を受ける割合は2割以下だ。
このことから意外に手堅く資金計画を立てていることが分かる。
ちなみに
借入金3250万円
35年ローン
金利2%
の場合の月々の返済額は約11万円。
*計算方法はこちら↓
http://www.flat35.com/simulation/index.html
やはり
「いくら借りられるか」
よりも
「今の家賃と同等」
を返済額の目安にしているのだろう。
なお、この調査対象のうち工務店で建てた世帯の割合は23.9%。
つまり8割近くはハウスメーカーの顧客だ。
そのため実際の平均像より高級志向の人が多いかもしれない。
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