築17年の積水ハウスのキッチン水栓を修理。費用はいくら?

積水ハウス
やはり水栓メーカーに直接依頼するのが安心・安価

昨年末のこと。

築17年の我が家(積水ハウス)の水栓に連続して不具合が生じた。

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手前が熱帯魚水槽用の水栓。奥がキッチンの水栓

キッチン水栓は蛇口を閉めても水がぽたぽたと落ちる。
「ぽた~ん・ぽた~ん・ぽた~ん」
気になりだすと止まらない。

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キッチン水栓(修理後)

その横の熱帯魚水槽専用の水栓は、数年前から接合部に水漏れが生じていた。

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熱帯魚水槽専用の水栓

そしてユニットバスのシャワーも蛇口を閉じても
「ぽた~ん・ぽた~ん

夜に入浴し、朝に確認すると
床が濡れている……。

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これだけの水量ならおそらく月に数十円程度。
懐はほとんど痛くない。
でも、音や床が濡れるのがどうしても我慢できなくなった。

そこでプロに修理を依頼することにした。
最初に連絡をしたのは積水ハウスの水道工事を請け負った業者。
家の引き渡し時に渡された連絡先リストに載っていた。
多分水栓の製品番号などを把握しているので話が早いだろうし、
何より直線距離で3㎞くらいの場所にある会社なので、
すぐに来てくれるはずだと考えたのだ。

しかし電話をすると来るのは3日後になるという。
仕方がないので待つことにした。

そして3日後。
業者がキッチンの水栓を確認すると……。

👀👀👀👀👀👀

「あぁ~、これは水栓ごと交換ですね」
3秒で判断されてしまった。

「へっ!?
中身見て隙間をテープで埋めるとかしないの?」
私があっけに取られていると、

「この水栓は10年以上経っていますよね。
それならば今修理しても近いうちにほかのところが壊れますよ。
それに古い製品は修理の途中で破損することがあるので、
我々は基本的に修理をしないんですよ」

なるほど、最近の自動車ディーラーと同じだ。
故障したら修理ではなく、部品丸ごと取り換える。
そのほうが簡単だし、確実に不具合が直る。

理屈は分かる。
でもお金はない。
念のため交換費用を聞くと5万円前後とのこと。

「ほた~ん・ぽた~ん」
で5万円。
個人的には割が合わない。
肩をがっくり落とし、ほかの方法を考えることにした。

まず修理方法を調べた。
キッチンとユニットバス水栓の「ぽた~ん・ぽた~ん」と水が垂れるのは、
中のバルブカートリッジを交換すれば直るらしい。

カートリッジの品番は、水栓の品番から探し出すことができた。
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価格は8,000円程度。
ユーチューブで交換方法も分かった。
しかし、私の図工の通信簿は「2」。

要するに不器用。
下手にいじったら水栓そのものを壊しかねない。
ここはプロに依頼するのが無難だろう。

では、どこのプロにお願いすればいいのか?
「水栓 修理 市町村名」
で検索すると個人の業者を紹介してくれるサイトが見つかった。
大体7~8,000円でやってくれる。
カートリッジ代と合わせて1万5,000円といったところか。
許容範囲だ。

しかし、イマイチ飛びつく気にはなれなかった。
なぜなら以前このようなサイトで見つけた業者に給湯器の交換を依頼して、
微妙な気持ちになったことがあるからだ。
要するに安かろう悪かろう
給湯器交換の様子はこちら↓
https://menchi-da.blog.ss-blog.jp/2019-10-28

上記ブログでは書かなかったがこのとき工事を見学していると、
業者は私の目の前で指に唾をべっとり付けてコーキング材を押し伸ばしていた

あまりに突然&予想外の所業だったのでクレームの言葉が出ず、
その後は

「安いとはこういうことなのね」
と妙に納得してしまった。

なのでこれ以来なんでも業者選びというものは
「激安は選ばない」
ことにしている。

また、このような激安業者の所在地を確認すると、
ほとんどが車で1時間以上かかるところだった。
なにか不具合が生じたときにすぐ来てもらうのは難しいだろう。

頭を抱えつつ、様々なワードで検索を繰り返していると、
トップ画面に比較的大手の修理業者が並びはじめた。
24時間対応をアピールしているような会社だ。

個人的には
「便利だけど高いんでしょ」
という印象。

だが、見積無料という業者もある。
「高ければ断ればいいか」
と来てもらうことにした。

来てくれたのは翌日。

まず、熱帯水槽用の水栓の水漏れは、本体そのものに問題があるので、
やはり本体ごと交換するしかない、とのこと。

この水栓は水槽の水替えで2週間に1度しか使わないので後回しだ。

そして、キッチンとユニットバスに関しては、
下調べ通りバルブカートリッジの交換で直ると言われた。
費用はキッチンが2万4,200円(税込み、以下同)。
同時に行うユニットバスは出張費はかからないので約2万円(詳細は失念しました)。
合計約4万4,200円。

カートリッジは持ってきているので、すぐに交換できるという。

すぐに……。
大変魅力的なので本気で5分考えたが、
「ぽた~ん・ぽた~ん」
に4万円以上を費やす気にはどうしてもなれなかった。

話は振り出しに戻った。
今回は自分でやるしかないのか?

念のためキッチンとユニットバスの水栓メーカーであるTOTOに、
本当にバルブカートリッジの交換で
「ぽた~ん・ぽた~ん」
が直るのか電話で聞いてみた。

回答は
「100%とは言い切れませんが、ほとんどのケースで直っています」
しかも
「交換するなら業者を手配しますよ」
という提案までくれた。

メーカーが修理業者を手配?
考えてみれば当たり前のことだ。
迂闊。

キッチン水栓の修理費用を聞くと、カートリッジ代込みで約1万5,000円。
それなら激安業者と同等
頼まない手はない。

そして2日後にTOTOが手配した業者が来て、ぽたぽた水栓を修理してくれた。

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手前がキッチンの古いカートリッジ。奥が新品カートリッジ

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修理途中のユニットバスの水栓

結果は成功。
「ぽた~ん。ぽた~ん」
が無くなったうえに、ハンドル自体が軽くなって使いやすくなった。

気になる修理代は……?

👀👀👀👀👀

キッチン:1万4,740円
ユニットバス:9,515円
合計:2万4,255円 
大手修理業者より2万円も安く済んだ。

と、いうことで
水栓が壊れたら修理は直接メーカーに依頼するのが安心・安価
だということがよく分かった。

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