ヘーベルハウスの保証期間は何年?

ハウスメーカー


「何年保証か、より、何年維持できるかの方が重要ではないですか?」
前回、ヘーベルハウスのカタログには、
保証期間の記載がない
と書いた
https://iehikaku.com/article/366734315.html

 


そのほかにも同社のカタログには、
情報が足らない部分が多々ある。


そこで
「実際どうなの??」
を聞いてみた。

ヘーベル保証.jpg

Q.
「保証期間は何年ですか?」
A.
「躯体・外壁を含めた防水などは
20年
です。
ただし、他社のように10年ごとの有料メンテナンスで延長といった延長プランはありません。

『なんでカタログに書かないか』ですか?

ヘーベルハウスは60年以上の長寿命が特長です。
だからカタログには60年の間にどこをメンテナンスするのか、が書いてあります。
何年保証か、より、何年維持できるか方が重要ではないですか?」


Q.
「制震システムはどれくらいの効果があるのですか?」
A.
「震動を30% 軽減します。
当社の制震システムは標準装備なので、
他社のようにわざわざ揺れの軽減率を記載しません」


Q.
「免震装置は付けられますか?」
A.
「オプションで可能です。
しかし、かなり地盤の強い場所でなければ付けられません。
そもそも地盤の強いところでは免震装置のニーズがないので、
取り付け実績は、ほとんどありません」
Q.
「シロアリ対策はありますか?」
A.
「ヘーベルハウスの構造躯体は床下の根太を含め、
一切木材を使用していません。
だからシロアリの心配は無用です。
薬剤塗布などシロアリ対策はしていません。
『家の中の建具を食べられることはないか』ですか?
実はフローリングをやられたことがありました・・・・・・。
Q.
給排水の配管はヘッダー工法ですか?」
A.
「ヘッダー工法です」
Q.
「外壁にセルフクリーニング機能はありますか?」
A.
「オプションでセルフクリーニング機能のある塗装をすることができます。
機能は30年間維持できます。
費用は35坪の家で15万円から20万円です」
セルフクリーニング機能にかんしてはこちら↓
http://menchi-da.blog.so-net.ne.jp/2009-06-26
Q.
「全熱交換型の換気は可能ですか?」
全熱交換型換気に関してはこちら
http://panasonic.jp/kanki/kodatekicho/netuko_01.html
A.
「オプションで可能です。
各部屋の換気扇のフィルターを交換することになります。
1部屋あたり5000円くらいです」
Q.
「全館空調システムの設定はありますか?」
A.
「あります。
ただ、あまりおすすめしていません。
月々の冷暖房費が1万円前後上がるからです。
そもそもヘーベルハウスは断熱性能が高いので必要ないと思います」
上記の回答には疑問点がいくつかある。
・ 長寿命な家をアピールすることが、保証期間を記載しない理由になるのだろうか?
・ 制震システムを標準装備にすると、なぜ揺れ軽減率を書く必要がなくなるのだろうか?
などなど。


とはいえ、さすがヘーベルハウスの営業担当、
すべてが即答だった。
しかも、ここではくわしく書かないが、
説明が他社との比較を交えているので、
わかりやすい。
以前はヘーベルハウスに限らずどのメーカーの営業も
「いや~、他社のことは悪く言えません。
でも、当社はこんなにいいんです!」
と、本当は他社に対する知識がないことを、
ごまかすことが多かった。
だから他社との違いは自分で調べるしかなく、
非常に大変だった。
しかし、今回の営業担当は、
・柱の強度
・断熱性
といった基本性能だけでなく、
・天井高
といった意匠的なことまで他社のことをよく知っていた。
特に積水ハウスに関してはかなり研究しているようで、
営業マニュアルに社名入りで比較画像や図まであった。
「こんなに明確に回答できるのに、なんでカタログでアピールしないんだろ??」
やっぱり、へーベルハウスのカタログは、「もったいないなぁ~」と思う。

 

コメント

  1. へーベリアン より:

    へーベル防蟻不用は嘘です。
    過去に白蟻被害があり、平成初期から新築時に土壌散布しています。
    築10年メンテ時には、床下噴霧の白蟻メンテを勧められます。
    図面によっては、へーベルハウスの基礎は人が移動出来ない為、点検口から散布出来ない場所はフローリングに穿孔処理もあるようです。
    施主としては、薬害が心配です。

  2. 前太 より:

    へーベリアンさん、コメントありがとうございます。
    参考にさせていただきます。

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