積水ハウスを建てて18年、ついに食器洗い洗浄機が壊れた!

積水ハウス

「18年使えたなんて驚異的です!」

我が家(積水ハウス)を建てて18年。
ついに食器洗い洗浄機が壊れた。

「洗浄」+「乾燥」
と毎晩設定しているのに、
朝起きて確認すると毎回庫内がびちょびちょに濡れている。
さらに操作部の「調理器具」「標準」「スピーディ」のランプも点滅していた。

乾かないだけで洗浄はできる。
「だったらこのままでいいか」とも思ったが、
どんな品物でもちょっと壊れたところを放置していると、
大きな故障につながるものだ。

なので初めてこの食洗機の取説を開いた。
(使い方は嫁さんからレクチャーを受けて覚えた)

すると、操作部の「調理器具」「標準」「スピーディ」のランプが点滅しているのは、
「排水不良」(庫内の水が排水できていない)を伝える表示とのこと。
対処方法は残さいフィルターの掃除。

早速、残さいフィルターを外してみた。

↑このシルバーの網が残さいフィルター。

でも、ここは嫁さんがマメに洗っているのでキレイ。
そもそも、こんなデカい網目が詰っているようなら、その都度取り除く。
故障の原因はここではないと思う。

ついに交換か!?

代替機を調べたところ、
格安店でも14万円(工事費込み)する。
しがないブックライターにはびっくり仰天の高価格。
(積水ハウスを建てたのは脱サラ前)

ならば修理してもらうしかない。
でも18年前の機種を直せるものなのだろうか?

我が家のシステムキッチンはクリナップの「クリンレディ」(すでに生産終了)。
同社は家電メーカーではないので食洗機はたぶんパナソニック製のはず。
(型番CWPM-45A)
だが、とりあえずクリナップへ電話をかけた。

すると速攻で
「担当者から折り返し電話をさせます」
という回答だった。

そして数時間後に掛かってきたのは、やはりパナソニックからだった。
状態を話すと予想どおり部品交換が必要とのこと。
どの部品を交換するのかは現地に行って見ないと分からない。
だが、18年前の機種なので部品が残っていない場合もある。
そうなると修理は不可能。
それでも出張費として3500円は支払うことになるらしい。

修理ができなければ14万円をかけて新品にしなければならない。
14万円も14万3500円も似たようなもの。
「修理可能」に賭けて来てもらうことにした。

そして当日。
私の予想では、機械を「ちょちょっ」といじって、
「これはこの部品を交換ですね」
と数分で故障の原因が分かると思っていた。

ところがどっこい。
床にシートを敷いて養生し、
寝っ転がって分解。
原因究明に20分以上かかった。

そうして修理担当者からいただいたお言葉は!?

    

 

「18年間使えていたなんて驚異的です!」
「しかもこれくらいの故障なら今直せますよ!」

 

期せずしてお褒めの声をいただいてしまった。
よくよく話を聞くと、
10年以上使用して故障する場合は、
下記2つのパターンが多いそうだ。

1.フレームの底が錆びてボロボロになっている

↑画像の薄っすら錆びている部分がフレームの底

これは
「あっ、あれ入れるの忘れてた!」
と一時停止して扉を開けるといったことを繰り返していると、
下にお湯が垂れて起こる現象らしい。
ここが穴が空くほど錆びると修理はできない。

2.ヒーターに溶けた汚れが固着して取れない

↑黒い網状のモノがヒーターとヒーターカバー

食洗機庫内の下部にはヒーターが付いている(水道水をお湯にするため?)。
食器についた食べかすなどをしっかり除去せず食洗機を利用すると、
落ちたものがヒーターに引っついて取れなくなる。
なかには食材を包装していたビニール類が溶けて付いているケースもあるとか。
そのような場合も修理不可とのこと。

幸い我が家では両ケースとも当てはまらなかった。
故障の原因は、操作部に表示されていたとおり排水不良。
具体的には排水ホース内に汚れが溜まっているそうだ。
だが次の3つの部品を交換すれば直るそうだ。
1.ポンプ
2.サービスホースキット
3.ホジョタンクA


↑この白いのがホース。本体下部に付いている

価格は交換費用込みで
3万8,500円。

かなり、かなり勇気のいる金額だ。
とはいえ、新品交換なら格安店で約14万円。
この場にいるパナソニックの修理担当者に依頼すれば約20万円だという。

「新品に交換すると劇的に便利になりますか?」

9割方修理と考えていたが念のため聞いてみた。
苦笑いする修理担当者。
そしてこう答えた。
「扉を開閉する際のハンドル操作が不要になるなど、
若干使い勝手はよくなっています。
でも、洗浄機能自体は、ほとんど変わりません」

なんと、18年経っても基本性能は同等とのこと。
ただし、今直しても次に故障したら部品が無い可能性が高い、
と言われたが、そのときはそのとき。
心おきなく修理してもらうことにした。

それから待つこと約1時間。
トータル1時間30分で部品交換が完了した。


↑交換した部品たち

作業を終えたときの修理担当者の言葉が感動的だった。

「いやぁ~、
15年以上使用している機械の故障が修理で済んだのは2年ぶりくらいです。

本当にいい使い方していますよ」

個人事業主をしていると褒められることは滅多にない。
(発注されたことはできて当たり前)
なのでちょっぴり目頭がウルウルする想いだったーー

我が家は2人暮らしだし、
自称エコ絶対主義者なので食べかす出さないし、
これが功を奏したようだ。
めでたしめでたし。

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