バルコニーと建物の間に亀裂!?
伊豆大島など日本列島に甚大な被害を及ぼした台風26号。
皆さんのご自宅は大丈夫でしたでしょうか?
幸い我が家は無事でしたが、
知人宅に雨漏りが発生しました。
知人宅は築数年の東急ホームズ。
まずは被害状況をご覧ください。
↑こちらは庭に突き出たような形状のサンルーム。
雨が強くなった深夜から床が見る見る濡れてきたそうだ。
原因は部屋の周りを囲む引戸。
シャッターがないため引き違い部分から浸水した。
その量は半端じゃなく家中のタオルを引っ張り出して対応しなければならないほどだったそうだ。
しかし被害はそれだけじゃない。
サンルームと手前の部屋の境目の天井から濁った水滴が・・・・・・。
「なんじゃこりゃ~!?」
と2階に上がった。
サンルームの真上はバルコニー。
画像にはすでにないが、
当時は床面がプール状態。
手前の室内にまであふれ出てきて、
水浸しだったそうだ。
理由はバルコニーの排水溝が台風の風で飛ばされてきた葉っぱなどで詰まってしまったから。
その後2階の水は1階まで漏水してきた。
↑こちらは1階の24時間換気の換気口。
よく見ると枠に水滴がついている。
そのほかにもダウンライトやペンダントライトなど、
ありとあらゆる天井の穴からぽたぽた。
日本ホームインスペクターズ協会によると、
住宅で傷みやすい部位のナンバーワンは、
バルコニーの排水溝まわり。
http://menchi-da.blog.so-net.ne.jp/2009-08-06
しかも排水溝詰まりよる浸水は、
ハウスメーカーの保証外になってしまう。
「掃除してないのは自分が悪いからでしょ!」
というわけだ。
ところが同住宅のオーナーは必死に床をふきながら、
あることに気がついた。
「1階の部屋に落ちてくる水は透明なのに、
なんでサンルームと部屋の境目から落ちてくる水だけ濁っているんだ?」
もう一度下の画像を見ていただきたい。
確かにサンルーム天井の両サイドから漏水する水だけ、
まっ茶っ茶なのだ。
「と、いうことはバルコニーと建物の境目に亀裂が入って、
この部分へ漏れているのでは??」
前述のホームインスペクターズ協会の住宅の傷みやすい部分ランキングでは、
バルコニーと建物の接合部が2位だ。
その可能性は十分あり得る。
とはいえ、同住宅は築まだ数年。
ここは保証対象でしょ、とメーカーに補修を依頼したところ、
「いやいや、この雨漏りは引戸の隙とバルコニーの詰まりからです。
保証対象にはなりません」
と亀裂の存在を認めない。
では、水の濁り度が違うのはなぜ??
オーナーはどうにも納得できないまま、
話はどんどん火災保険で補修する方向に・・・・・・。
この話は現在進行中です。
結果は後日お伝えします。
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