築20年の積水ハウス、延長保証はどうなる? ユートラスシステムとは?

積水ハウス

20年点検とユートラス点検の違いとは?

わが積水ハウスが、ついに築20年を迎える。
その間の不具合は、ガスコンロや給湯器といった設備系を除き、ほぼゼロ。
気になったのは築10年で、
フルオープンサッシの電動シャッター↓が閉まらなくなったこと。

これはセンサー交換で解決。
なんとシャッターメーカーが無料で対応してくれた↓
https://menchi-da.blog.ss-blog.jp/2014-05-01

それと壁紙のあちこちの継ぎ目が目立つようになったことくらいだ↓

冬は若干寒いものの夏は明らかに涼しいし、
耐震性が高いので震度5くらいなら余裕でテレビを観ていられるし、
何より防水系の耐久性が高いのがいい。

近所の大手ハウスメーカーの家は、
軒並み築15年くらいで外壁を塗り直している。
ところがわが家は全然平気。
10年点検のときも15年点検のときも
「このままで大丈夫です!」
と太鼓判を押していただいた。
たぶん築20年の今も大きな問題はないと思う。

ところが築20年は大きな節目となる。
メーカー保証が切れてしまうのだ。

現在の積水ハウスは30年保証だが、
2004年に建てたわが家は20年保証だ。
今でも積水ハウスで家を建ててよかったと思っている。
なので保証は継続したい。
そのためにはこの先10年ごとに点検し、
外壁の塗り直しなどのリフォーム工事をしなければならない。
そうすれば建物がある限り保証してくれるという。

そこでカスタマーズセンターへ
「保証を延長したいので点検に来てください」
とメールをした。
すると担当者から電話がかかってきた。

「保証延長ということはユートラスシステムの点検ということですね?
こちらの点検は5万5000円(税込)かかります。
無料の20年点検もできますが、本当にユートラスでよろしいですか?」

???
「20年点検=ユートラスシステム点検」
だと思っていた。

違いを聞くとこういうことだった。

●点検部位
・ユートラスシステム点検:防水(屋根・外壁の塗装、外壁の目地、バルコニーの床)、構造躯体(床下、小屋裏)、シロアリ
・20年点検:防水(屋根・外壁の塗装、外壁の目地、バルコニーの床)
●費用(工事費は別)
・ユートラスシステム点検:5万5000円(税込)
・20年点検:無料
●保証内容
・ユートラスシステム点検:構造躯体と防水(今までどおり)
・20年点検:防水のみ
●その他
ユートラスシステムを利用してリフォームを行った建物は、
スムストックの対象となる。

つまり、柱や梁といった構造躯体まで保証してほしければ、
ユートラスシステムを利用しなければならないということだ。
また、こちらを選択すれば売却時にスムストック↓の対象物件になる。
https://sumstock.jp/

スムストックとは、大手ハウスメーカー10社が共通の基準を設けて認定する中古住宅だ。
「住宅履歴データがある」「50年以上のメンテナンスプログラムがある」「新耐震基準レベルの耐震性がある」という条件をクリアしていることを前提に、
メーカーが指定するリフォーム工事を行うことで、
建物の保証がそのまま継承され、2年間の24時間365日駆け付けサービスも付く。
「大手ハウスメーカーの家がほしい。でも予算が限られている」
という人には打ってつけの商品だ。

一方で売却する側としても、
土地と建物を分けて価格を表示してもらえるので、
比較的高値で売れるというメリットがある。

実は、私が保証延長したいと思った理由のひとつに、このスムストックもある。
人生何が起きるか分からない。
いつでも高値で売れる状態を維持しておきたかったのだ。

ところがスムストックで売却したければ、直前で点検&リフォームを行えばOKとのこと。
つまり、保証期間が途切れていても大丈夫、というのだ。

しかもカスタマーズセンターの担当者は、こうアドバイスしてくれた。
「正直に言いますが、ユートラスシステム点検をするお客様は、あまりいません。
数十年住んでいて実際に不具合が出るのは、ほとんどが防水関係だからです。
20年点検とそれに関するリフォームでも防水系の保証は付くので、
多くのお客様がこちらを選びます。
スムストックについては、売却時期が決まった時点で検討すればいいのではないでしょうか」

と、いうことでわが家も20年点検に決定。
後日、点検に来てもらうことになった。

つづく

ちなみに防水のみの保証ということなら、外壁塗装の専門業者に依頼しても同じことだ。
今後はこちらも視野に入れて検討していきたい。

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