2020年度大手ハウスメーカーで注文住宅を建てる人の平均像

建築主の平均像
平均世帯年収は946万円
大手ハウスメーカーが中心企業会員(86.8%)となっている住宅生産団体連合会。
同団体は毎年戸建注文住宅の顧客実態調査を行っている。
その最新版である2020年度の結果は次のようになっている。
(カッコ内は前年度比)
ハウスメーカー顧客の平均像.JPG
世帯主が40歳を下回ったのは、

2000年度の調査開始以来初めて。

 

そして住宅取得費と建築費は増加しているのに、
延床面積は減少している。
住宅取得費に関しては10年前と比べると
1000万円
も増加している。

これにともない借入金額と年収倍率は過去最高となっている。

また、世帯年収、親子世帯比率も増加している。

私は以前このブログで
「大手ハウスメーカーの単価はどんどん上がっている。
なぜ払える?」
と書いた↓。
2020年度大手ハウスメーカーランキング
https://iehikaku.com/article/484757391.html

その答えがこの調査結果にありそうだ。
つまり、

「夫婦共働きで世帯年収が上がっている」
「二世帯住宅を建てる人が増えている」
「住宅ローンをより多く組んでいる」

だから4000万円の家を建てられるということか……。

これらに加えて住宅ローンの低金利が続いていることも大きいだろう。
でも、収入に対するローン返済の比重が大きくなっていることは間違いない。

以前から日本は他の先進国に比べて住宅取得費用が高いといわれていた。
(家の寿命が短いので親から引き継げないという意味も含めて)
なのにこれでいいのだろうか??

ちなみに私は嫁から
「今月はお金を使い過ぎたからクルマで遠出しちゃダメ!」
と言われるたびに
「毎月の住宅ローンの返済額が半分になったらどんなに幸せになれるか」
と考えてしまう……。
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