
しかも向かって左側が定位置なので、
買ったときはお店の人から
と言われていたからよく頑張った方だろう。
旭川と飛騨高山くらいしかない。
家具を買うなら札幌にいるうちにした方がいいよ」
家具といったらニトリ(当時イケアはなかった)、
どうがんばっても無印良品という考えしかない、
その後東京へ戻ることが決まったときに、
すぐに上司におすすめの店を紹介してもらい、
悩みに悩んで選んだのがこのソファだ。
しかも悩んだあげくに、
ということでサイズオーダーをし、
ついでに、
「ナラの白っぽい色は嫌い。チェリーのように赤っぽくしてほしい」
と塗装までしてもらった。
そんな愛着があるソファだから、
完璧にメンテナンスしたい。
運よくカンディハウスは東京にショップがあるので、
そちらに相談した。
その回答は……。
約17万円。
したがって新品価格の約半分で、
背もたれの中身と全体の張地を交換することになる。
しかし、張地は実は合皮。ビニールだ。
そんなもんに17万も払えん!
方法は
で検索。
「ただ今他社製のソファとクッションの張り替えを検討しています。
御社でご対応できますか?
条件
・背もたれの中身、カバー交換
・座面のカバー交換
・クッション2つ(40センチ角)のカバー交換
・中身は羽毛とスポンジ、カバーは人工革
・座面幅165センチ(肘掛から肘掛までの内寸。画像参照)
ご対応できるならば費用の目安を教えていただければと思います。
何卒よろしくお願いします」
この依頼を合計16社に対して行った。
すぐに返事が来ると期待していたが、
2日以内に来たのは約半分。
そして3社はとうとう返事がなかった。
返事が来た内容をまとめると次のようになる。
1.価格は13万円から20万円。しかもほとんどが18万円以上。
2.羽毛を扱っている業者はゼロ。したがってウレタンを入れることになる。
(後日ある家具職人に聞いたところ、座った瞬間「ふわっ」とし、腰を落ち着けるとしっかりした座り心地にするためには羽毛は必須らしい)
ちなみに大手どころの回答は以下のようなものだ。
・ニトリ:他店の品物の修理は行っていない。
・アクタス:他店の品物の修理は行っていない。
・大塚家具:費用は約20万円。ただし、羽毛を入れることはできない。
以上のことから羽毛を入れたうえで、
約17万円のカンディハウスは非常に良心的であることが判明した。
ならば製造元にお願いするか??
と一瞬思わないこともなかったが、
一社だけ心に引っかかる業者から回答が来ていた。
その名は「タック」(東京都墨田区)
同社の見積りは以下になる(公開は社長の承認済み)。
「背もたれ中身ですが、羽毛の交換はできませんが、
ウレタン(スポンジ)補充でふっくらさせることはできます。
合皮2〜3,000円/m使用
背もたれカバー @10,000円×2=20,000円
座面カバー @12,000円×2=24,000円
クッションカバー @3,500円×2=7,000円
諸経費 8,000円
消費税 4,720円
合計 63,720円」
なんと他社の3分の1の価格!
しかも現在の羽毛を流用してくれる!!
こんな願ったり叶ったりなことはない。
早速やり取りを開始すると、
社長自ら現物を確認しにきてくれると言う。
これは安かろう悪かろうではないかもしれない。
来てもらうと、
社長は背もたれの中身を見たいと言う。
どれくらいウレタンを補充すればいいのか確認したいとのこと。
そこでカバーをはがしてみた。
ここで新事実が判明。
背もたれのウレタンは弁当箱のようにくりぬかれた形状をしており、
その中に綿でくるまれた羽毛が入っていた。
社長いわく、かなり手の込んだ作りらしい。
そこで彼は考え込んでしまった。
どうすれば新品のような弾力を復活できるのか?
20分ほどいじくりまくって出した案はこうだ。
・形を整えるために裏面に板状で固めのウレタンを貼る。
・弾力を出すために羽毛とウレタンの間に綿を詰める。
なるほど、それなら形状と弾力の両方を復活できそうだ。
しかし、それには熟練の職人技が必要になるはず。
私は恐る恐る聞いてみた。
「それで〜、お値段はおいくらにぃ?」
すると社長はにっこり一発回答。
「メールした金額のままで結構です!👊」
6万3,720円で契約成立!!
ついでに同じ生地でオーダーしたダイニングチェアーの張り替えも依頼した。
一脚6,500円。
そして2週間後、我が家に戻ったソファはこんな感じです。
そしてダイニングチェアー。
まずはビフォアーを撮影してなかったので、
同じ張地の椅子の画像↓
張り替えたのがこちら↓
弾力も完全復活。
むしろ新品時よりも固くなったようで好感触。
費用対効果は抜群。
大変気に入りました!